

フリースタイルな僧侶たち66号が、2026年3月15日に発行されました。
特集テーマは「らしさ」です。
「らしさ」はごくありふれた言葉ですが、実は多様な意味を持っていて、どこか捉えどころのない概念のようにも思えます。
今号で焦点を当てるのは、「男らしさ」「女らしさ」「社会人らしさ」など、他者や社会によって規定される「らしさ」です。
これらは他者との共通言語となって人間関係をなめらかにしてくれる一方で、ときに過剰な期待や抑圧となってのしかかり、私たちを息苦しくさせることもあるように思います。
私たち僧侶にとっては、「僧侶らしさ」がその最たる例。はじめから良い印象を持って接してもらえることもあれば、過剰な期待を持たれたり「お坊さんって〇〇なんでしょ」というイメージを一方的に向けられることもあり、僧侶としての在り方に悩むこともあります。
期待された「らしさ」を演じる自分。押し付けられた「らしさ」に抵抗する自分。「あなたらしい」と言われる自分。
どこに本当の自分があって、どこに安心できる心の居場所があるのでしょうか。私たちを悩ませる「らしさ」の正体を探り、その向き合い方を考えます。
vol.66