2018.10.01

RENEWAL

web

“無常”の
リニューアル決定

創刊して約10年。「フリースタイルな僧侶たち」は、紙のフリーマガジンとして他に媚びない独特な切り口から仏教の新しい可能性を発信してきました。

しかし「仏教」と一言でいっても、ソフト(仏教)、ハード(お寺)、アクター(僧侶/仏教ファン)が絡み合った「曼荼羅(まんだら)」のような生態系が広がっています。その深淵な世界や、現代の仏教が持つ様々な課題を、紙媒体ひとつで扱うことには限界がありました。

そこで、新しくWebの媒体を追加し、紙とWebの二刀流で「発信・仲間化・課題解決」のサイクルをぐるぐる回していく、それが今回のリニューアルの魂胆です。

はたして、仏教とはなんなのでしょう? 宗教? 哲学? それとも行動規範? 趣味? 家業? 斜陽の第3次産業? はたまた、エンタメ?

定義はこの際なんでもいいです。「フリースタイルな僧侶たち」が手掛けたいのは、そうして芽生えた「個人の仏教」をより自由に解放するということ。

もし、仲間がいないなら、発信してつながりを増やせばいい。
もし、伝統が邪魔をするなら、ともに疑いましょう。

押し付けもしないし、否定もしません。「フリースタイルな僧侶たち」は、本来、誰のものでもなかった仏教を、もう一度自由に解放するための場所です。

各世のロックスターが「ロックとは何か」を追い求め、時代を席巻する音楽をつくってきたように。その時代の当然に左右されない、限りなく個別性の強い思いこそが、次の時代の「当たり前」をつくるのだと僕は信じています。

セックス・ピストルズが『ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン』を歌ったように、たまが『さよなら人類』を歌ったように、モーニング娘。が『LOVEマシーン』を歌ったように、「フリースタイルな僧侶たち」は、時代を歌舞きます。そして、10年後の仏教の「当たり前」をつくる!Webリニューアルはそのためのイントロです。ご期待ください。

ウェブ編集長稲田瑞規のプロフィール写真
フリースタイルな僧侶たち

ウェブ編集長

稲田 瑞規

日常は仏教の
実践フィールドだ

仏教が日本に伝わって1400年以上。いまや、その布教スタイルは多種多様だ。お寺では、音楽バンドの演奏が鳴り響き、プロジェクションマッピングが本堂を鮮やかに彩る。ヨガ教室やマルシェ、修行体験の開催はもう当たり前。バンドやDJ、手品から茶道に武道まで、自分の特技を上手に活用して布教する僧侶も多い。もちろんそこに伝統的な布教も加わる。

様々な試行錯誤により、ここ数年で仏教に触れるための入り口は増え、その敷居は低くなった。そして数多くの人が仏教を求め、お寺や僧侶を訪ねていたことは本当に嬉しいことだ。

だが最近ふと思う。仏教を実践するため、入り口から先に進んでいる人はどれ程いるのだろうかと。入り口で満足してしまっている人はいないか? 進み方が分からず留まっている人はいないか? そこが仏教の入り口だということにすら気づいていない人はいないか?

仏教は実践していく中での気づきにこそ旨みがあると思う。入り口から進み、出会った様々な仏縁から学んだことを日常に持ち帰って実践する。この繰り返しにより「自分なりの仏教の理解」が生まれるのではないだろうか。

仏教と気軽に接点を持てる今だからこそ、もう一度、現代における仏教の旨みについて考え、伝えていくことができればと思う。

代表加賀俊裕のプロフィール写真
フリースタイルな僧侶たち

代表

加賀 俊裕

フリースタイルな僧侶たち

「フリースタイルな僧侶たちのフリーマガジン」は、「お坊さん=お葬式」というイメージを脱却し、仏教の持つ豊かな可能性に出逢っていただくためのきっかけ作りとして発行しています。