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20126/1

僧侶として歌う道~フリースタイルな僧侶たちのフリーマガジンVol.17

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「フリースタイルな僧侶たちのフリーマガジン」第17号(6月1日発行)を発行いたしました。

奈良県吉野にある光明寺の住職・三浦明利さん。女性の住職も決してめずらしいことではありません。ただ、彼女はメジャーデビューを果たした、実力ある「歌手」でもあります。 仏教の心を伝えたいと「僧侶として歌う道」を歩む三浦明利住職。その「仏教を歌う」想いに迫ってみました。

(p3特集記事冒頭より)
大きな転機は、25才の時だった。  大学院で仏教の勉強をしながら、ガールズバンドのギター・ボーカルとして活躍。すばらしいメンバーに囲まれ、数々の受賞を重ねた。全国的なコンテストでもグランプリを獲得し、インディーズながらCDもリリース。バンドとしてピークを迎えようかという時だった。住職であった父の退任により、突如おとずれたお寺の窮地。大学院での勉強もバンド活動も断念し、自ら「住職」となることを決意した。身の上に起こった急激な変化に「お寺がなければ…」なんて思いはなかったのだろうか。

三浦:  幼い頃から、生まれ育ったお寺を継いで住職となることは夢の一つでもあったし、住職となることをイヤだと思ったこともありませんでした。でも当時25才、こんなにも早くこういう事態になるとは思ってもいませんでした。なにより、一番気持ちがついていけなかったのは、バンドのメンバーの人生も変えてしまうということ。  「こういうことがなければ続けられていたのに、メンバーにも他の方たちにも申し訳ない」と思っていました。決意を伝えて、そう謝ったとき、メンバーが言ってくれたんです。「なにを言っているんだ、明利がここまで音楽を続けてこられたのは、ご両親のおかげじゃないか。だから、いままで一緒にやってこられて、すごく感謝している」と。  そのときメンバーからもらった言葉というのは、自分のなかではすごく大きなものです。「このせいでできない!」ではなくて、「このおかげで、これまでできていた」と。  お寺のことがあるから他のことができない、というのは実は本末転倒で、お寺に生まれなかったら、私は仏法には出遇っていなかったし、そもそもお寺に生まれていなかったら、いま一番したいことにも出あえていなかったのではないかと思います。

「フリースタイルな行者の精進生活」なども好評連載!

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  • 1980年兵庫県生まれ。京都大学、同大学院ではインドおよびチベットの仏教学を研究。大学院中退後、2005年4月より知恩院に奉職し、現在は編集主幹をつとめる。2009年8月に超宗派の若手僧侶を中心に「フリースタイルな僧侶たち」を発足させて代表に就任(~2015年3月)。2014年6月より京都教区大宮組龍岸寺住職。京都新聞(毎月第1火曜日朝刊)に経典を読み解くコラムを連載中。 近著に『お寺に行こう!』(講談社)がある。
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