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しりとり法話バトル:第18回「らしさ」服部元壽

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お題「らしさ」

文: 服部元壽

浄土真宗本願寺派僧侶
東京出身、27歳。大阪で仏教勉強中。
仏教✕書道=相田みつを
仏教✕農業✕童話=宮沢賢治
仏教?✕現代音楽=ジョンレノン
仏教✕子ども✕自然=服部元壽になれたらいいなー。

 私は、色の濃い(個性の強い)人といることが多いようです。そのため、自分は色が薄い人間だなと感じることがあります。私は、人が驚くような趣味を何一つ持っていません。読書と散歩くらいです。「なんか変わったことをした方がいいかな?」「自分らしさって何だろう?」と思うこともありました。どこかで「自分らしさ」を求めていたのかもしれません。
 そんな私が出会ったお経の言葉が「、、、赤色は赤色のままに輝き、白色は白色のままに輝く」というものでした。白色が白色のままに輝くというところが、私に響いてきました。どの色も輝いて見える仏さまの眼差しがあります。他人がうなずいてくれなくても、仏さまと自分がうんとうなずけたら、それでいいのです。仏さまのうなずきの中に生きていることが、私に安心を与えるのです。
 一方で、私は白髪が多いので黒染めをしています。髪の毛も白色のままでいいはずなのですが、周りの目を気にして黒色に染めています。飾らない私も、飾ろうとする私も、すべて受け入れてくださるのが仏さまです。分け隔てのない仏さまの眼差しは、いつも暖かいのです。

【審査員の評価】

総合評価:4.0/5段階中

[渡邉] 5
正直、私が聞きたいと思うご法話の形そのものでした(笑)。日頃私たちが抱く悩みや疑問に呼応する経典のことばを紹介してくださっていて、感動しました。「赤色は赤色のままに、白色は白色のままに輝く」。自分自身を、周囲の人を、そのように受け入れられたらいいな、と思います。ついつい分け隔てを求めて(評価されたい、したいとか)いる自分にも気づかせてくれるお話だと思います。

[脇屋] 3.5
ひとはどんなカタチであれ、ありのままの姿を仏さまが受け入れてくださる。そう思うとホッと安心できますね。頑張ってる自分もダメな自分も本当は誰かに見透かされたいと思ってる所があります。それが仏様なのかなーと感じました!

[中島] 3.5
浄土宗のことをちゃんと勉強したことはないのですが、絶対的な神のような形で仏さまが登場することが多い気がします。否定とかじゃなくて、この依頼受けてから気づいただけの話なんですが。私も(変な意味ではなく)神の存在を考えることがあります。外に神を感じて勇気づけられて、さあやるぞって頑張る内面そのものも神だと思っています。

☆しりとり法話バトルとは・・・僧侶たちが毎月しりとり形式で出されるお題にのっとって法話を作り、きびしい審査によって本誌掲載・非掲載のふるいにかけられる、フリスタ史上まれにみるサバイバルな企画。ウェブでは、残念ながら掲載に至らなかった法話と、審査員の評価を公開しています。

 

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