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しりとり法話バトル:第17回「ノーギャラ」月村怜亜

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お題「ノーギャラ」

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☆Vol.42 Winner☆

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文: 月村怜亜

浄土真宗本願寺派僧侶。
甘いものに目がない現役女子高生。
わたしの成分の7割は仏教です。
メガネ×ショートマッシュの華奢な人がタイプ。

以前SNSである求人募集の動画を見ました。「とても体力を必要とし、休憩時間や私的な時間はほとんどありません。24時間365日休み無しで働く、とてもやりがいのある仕事です。ただし、給料はありません。ボランティアのような感じでノーギャラで働いて頂きます。」この動画はこんな風に締められていました。「もし、現にこの仕事に就いている人が世界に数十億人いるとしたら…?それは、お母さんです。」母には私ではまだまだ分かることの出来ない苦悩がたくさんあるんだろうな、と思いました。母だけではなく、人なら誰でも生きている限り嫌なこと、しんどいこと、めんどくさいこと、逃げたいこと、たくさんあることでしょう。そんな時私は「阿弥陀さんが見守っていてくださる」と思うようにしています。浄土真宗では即得往生といって亡くなったらお浄土という世界に往き仏となり、この世界に働きかけて下さるという考えがあります。そう思って頑張っていると、きっといつか誰かがその努力を認めてくれて報われる日が来ます。

【審査員の評価】

総合評価:3.3/5段階中

[渡邉] 3
お母さんは「ノーギャラ」の代表ですよね。SNSで見た動画がきっかけというところも含め、すごく親しみやすく共感できる切り口のお話でした。急に阿弥陀さんが見守ってくれている、というところへ行くのが唐突な気がしましたが、阿弥陀さんもお母さんみたいにノーギャラの代表なのかもしれないな、と読みながら考えさせられました。

[島田] 3
有名な動画ですね。「阿弥陀さんを信じる感覚」が、一般人にはちょっと難しいと感じたのと、お坊さんならではの「ノーギャラについての考察」がもう少しあればいいな、と思いました。

[中島] 4
バナーコピーライターの妙ですね!広告も日々、刺さるコピーをひねり出しておられます。それにしても、どん底に辛い時、特に具体的な助け舟を出してくれなくても誰かが見守ってくれているのはとても心強いことですね。阿弥陀さんを信じることは、自分を信じることなのかもしれないなと思います。

☆しりとり法話バトルとは・・・僧侶たちが毎月しりとり形式で出されるお題にのっとって法話を作り、きびしい審査によって本誌掲載・非掲載のふるいにかけられる、フリスタ史上まれにみるサバイバルな企画。ウェブでは、残念ながら掲載に至らなかった法話と、審査員の評価を公開しています。

  

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20098/10

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